『外科医須磨久善』 海堂尊
2009年、104冊目。海堂尊『外科医須磨久善』
「先駆者の栄光!日本初バチスタ手術…“神の手”の軌跡。医療エンタテインメントの人気作家が初めて取り組んだノンフィクション。」だそうです。
外科医須磨久善の半生記といったような内容です。
第一部 心臓外科医 須磨久善の旅
1章 未来への扉を開く-公開手術
1992年 ベルギー・ブリュッセル(41歳)
2章 学会の熱風-米国留学
1984年 ソルトレークシティ(33歳)
3章 回り道か抜け道か-外科研修と胃大網動脈バイパス手術
1986年 (36歳)
4章 ニュー・ライフラインの発見-AHA(米国心臓協会)
1988年 (38歳)
5章 外科医になろう-少年時代から医学生時代
6章 ローマへの道-ローマ・ジェメリ総合病院
1994年 (44歳)
7章 バチスタ手術-湘南鎌倉総合病院
1996年 (46歳)
8章 スマ手術への進化-バチスタ手術の完成形
1997年 (47歳)
9章 医療の宝石を手に入れる-葉山ハートセンター
2000年 (50歳)
10章 須磨久善はどこへ行くのか-心臓血管研究所へ
2008年 (58歳)
第二部 解題 バラードを歌うように
2008年7月
何ていうんですか、偉人の伝記みたいです。
確かに、ノンフィクションのもつ面白さがあり、知的好奇心も一定満足させられるんですが、ただそれだけ。
第二部でも書いているように、どうも成功の部分しか見えず、陰影に乏しいことから、どうも上っ面しか見えてきません。
須磨を取り巻く環境については、常々海堂尊が声高に述べている業(学)界・世の風潮批判をまたしても繰り返しているため、「またか」とうんざりするところもないではありません。
お奨め度:★★☆☆☆
再読推奨:★☆☆☆☆
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